私の彼氏は中国人留学生
最終章 中国人と私
最終章 中国人と私


大学を卒業して、社会人になって二年が過ぎ、二十五才になりました。

大学生の時に比べたら、すっかり私もしっかりして......はいないかもしれませんが、それなりにやっています。


社会人にも慣れてきた頃、プロポーズされました。

相手は人生で一番愛した、例の中国人ではない人です。


結婚しようか、どうしようか。
悪い人ではないけれど、忘れられない人がいる。
相手はもちろん......。


結婚はどんな相手とするべき?


誰かは言いました。

恋愛と結婚は別。

恋愛は好きなように相手を選んでいいけれど、結婚は現実を見なくてはいけない、と。



違う誰かはこう言いました。

周りの賛成がない、または生活基盤がなかったりで、現実の見えない結婚は愚かである。

しかし、愛のない結婚はそれ以上に愚かだ、と。
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