私の彼氏は中国人留学生
いつまでもぬいぐるみを大切に持っていて子供みたいだと自分でも思うけど。

欲しいものは欲しいし、好きなものは好き。それは大人も子供も同じ。


けれど、大人になるにつれて、たくさんのことを我慢して生きなければいけない。


いつからだろう。
欲しいものを欲しいと言えなくなったのは。
好きなものを好きと言えなくなったのは。


子供の頃は欲しいものは欲しいと言って、手に入らなければだだをこねた。

成長するにつれてそれではいけないことに気づいて、代わりの方法を学んでいった。

例えば、欲しいものがあればおこずかいを貯めて買うとか、もしくは良い成績をとったりお手伝いをして買ってもらう、とか。

それが出来なければ、諦めることも覚えた。


でもね、今の私はあの頃の、欲しいものが手に入らないと泣いている子供のまま。

諦めることもできず、欲しいものを手に入れる方法も見つけられない。

ただ大人なんだからと、だだをこねることを我慢して、泣いてるだけしかできない。


我慢することだけは覚えたのに、諦めることも解決することもできないなんて困ったものだよね......。


欲しいものが手に入らなければ、代わりのものを探すべきなのかな。


たとえば、一番好きなねこのぬいぐるみを諦めて、うさぎのぬいぐるみで我慢した幼い頃のように。
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