私の彼氏は中国人留学生
私が作った壁
お姉ちゃんは私に苦言を残して、そしてさんざんいちゃついた後に、カレの飛行機の時間がある、と夕飯前に帰っていった。
嵐のような人たちが去って、お父さんとお母さんと三人で夕ごはんを食べてから、お母さんとリビングでテレビを見る。
お父さんはお風呂に入りにいったので、二人きり。
一応テレビはついているけど、さっきからテレビの内容なんて全く頭に入っていかない。
お姉ちゃんに言われたことが、ずっと心に残っていて。
「ねぇ、お母さん。
もし、私もお姉ちゃんみたいに外国人と結婚したいって言ったらどうする?」
もう集中できないし、テレビを見ることは諦めることにした。
お母さんはテレビを見ているみたいだけど、お姉ちゃんにかこつけてさりげなく探りを入れる。
「あら、この前は彼氏はいないって言ってたのに。相手がいるの?」
「い、いないけど......。
もしもの話。もしかしたら、これから外国人の彼氏ができるかもしれないでしょう?」
「そうねぇ、美月が選んだ相手ならいいんじゃない?
お父さんは娘が二人とも国際結婚したら、驚くでしょうけどね」
楽しそうに笑うお母さん。
そうだよね、お母さんはお父さんが反対しても、お姉ちゃんの味方になってくれたらしいし。
嵐のような人たちが去って、お父さんとお母さんと三人で夕ごはんを食べてから、お母さんとリビングでテレビを見る。
お父さんはお風呂に入りにいったので、二人きり。
一応テレビはついているけど、さっきからテレビの内容なんて全く頭に入っていかない。
お姉ちゃんに言われたことが、ずっと心に残っていて。
「ねぇ、お母さん。
もし、私もお姉ちゃんみたいに外国人と結婚したいって言ったらどうする?」
もう集中できないし、テレビを見ることは諦めることにした。
お母さんはテレビを見ているみたいだけど、お姉ちゃんにかこつけてさりげなく探りを入れる。
「あら、この前は彼氏はいないって言ってたのに。相手がいるの?」
「い、いないけど......。
もしもの話。もしかしたら、これから外国人の彼氏ができるかもしれないでしょう?」
「そうねぇ、美月が選んだ相手ならいいんじゃない?
お父さんは娘が二人とも国際結婚したら、驚くでしょうけどね」
楽しそうに笑うお母さん。
そうだよね、お母さんはお父さんが反対しても、お姉ちゃんの味方になってくれたらしいし。