。。キリサメ。。

その時は昔の卓也だった。

優しくて私の大好きな彼氏の姿に。


もうあの時のあなたはいないのだと、分かっているのにまだ優しいあなたが、消えてくれないの。



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「どうしたんだよ心!」


颯の言葉でハッとした。

いつの間にか周りは、知らない街並みになっていた。

「あ‥ごめん…。」


逃げることに夢中で全然周りが見えていなかった。


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