｡｡キリサメ｡｡

しゃがみこんだまま膝を抱え、震える体を抑える。



「教えろよ‥。」



颯が静かに言うと、背中に暖かい感触が広がった。



最初、ﾋﾞｸｯとしたが体の震えが静かに止まっていく。


「何か言わないと分かんねぇ‥。
それで別れてなんて言われて納得なんか出来るかよ！

なにか‥なにかあるんなら、俺がお前を守る。そう決めたんだ。

だから‥少しでいい、俺を頼れよ。」