。。キリサメ。。
しばらくすると横に小さな男の子を連れた親子がきた。


「ねぇねぇ、ママ。僕ね、このビー玉おばあちゃんにあげるの。」


キャッキャと笑いながら手に持った淡い水色のビー玉を太陽の光に照らしている。




そういえば、今日敬老の日だったな‥。

今からおばあちゃんの家行くのかな‥?


その姿が微笑ましくて、思わず笑みがこぼれる。



「あ!」



その時、男の子の手からビー玉が落ちた。



ビー玉は車が通る、道路の方へ転がっていく。







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