俺の彼女は変態です
「ま、松岡くん……」


「……………なに」



「二人っきりですだね……!!」



「えなにこいつうざい」



地味に日本語言えてないし、ていうかそこニヤニヤするところじゃねえよ!





「お、」





お?






「お着替えしてあげようか!!!」


「お願い帰って!」







いやなんなのこいつ!







「だって!風邪っぴきイケメン男子のはだけたパジャマ見たいじゃん!部活で鍛えられた躰みたいじゃん!」


「まって体の漢字おかしい!!」




え、なんでこいつこんな近いの?
え、まじでなんなのこいつ!



「脱がせたい!私はあなたを脱がせたい!!!」


「消えてまじで!!」





なんでこんな切実なんだこの人は!
ていうかこれ危ない、俺が襲われる!





「ちょ、ちょっと待った!ストップ!着替えは勘弁!」


「やだ!着替えてるとこ見たい!」


「わかった!わかったから!着替えてるとき部屋居てていいから!!どけ!」





苦し紛れに叫ぶ。
俺そんな普段叫ぶ奴じゃないのに。




「ほ、ほんと!?」



「好きにしろよ」










ほんっとこいつは…………





(特殊すぎる)



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