俺の彼女は変態です
「むあー、ちょっとグッズも見ていいです?ちょっと最近気になるのがあるんだよねええ」


「お好きにどうぞ」



どうにでもなれ。
















「ぬあぁぁ!嬉しい!やばい!早く家かえってゲームしたい!」



帰り道、嬉しそうにスキップするゆりを見てるとまぁなんかどうでもいいやという気さえする。













「松岡くん、ごめんね。
ほんとは一人でいかなきゃなーって思ってたんだけど」



急に、落ち着いた声で話だすゆり。




「ポスター見られたとき、わたし松岡くんを試したんだと思う。こんな私でも好きでいてくれるかな?って。

それだけで十分だったのに、やっぱり私、松岡くん巻き込みたくて」




へへ、と照れながら言うゆり。
思わずゆりの顔をまじまじと見つめてしまう。



俺がずっと片想いしていた幼馴染みをたった3年間部活で一緒だった先輩にとられた悔しさが忘れられなくて。




時おり感じるゆりの中の先輩の雰囲気は今は感じられなかった。


普通の、女子。
俺の、彼女。







「…………あのさ」








「趣味なんて人それぞれだし、俺がホモ好きになることは無いけど。お前はお前でいいんじゃねえの。

趣味のせいで一線引くって、そっちの方がしょうもないだろ」





「松岡、くん」





「あと。陸でいいから。気が向いたらまた着いていってやるよ」





一瞬、思ったんだ。




こいつは、未央を忘れさせてくれると。







直観だけど。










BL game
年齢制限は守りましょう

オニメイト
アニメ専門店。普通の方でも全然入れる感じのお店ですがやっぱ友達いわく威圧感すごいらしいです
(私は常連なんでそんな感覚しないんです)



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