先天性マイノリティ
痕書き
この先天性マイノリティは、2012.02.05に書き上がったものです。
とある公募に出したのですが残念な結果で…もう一生誰にも読まれる事はないと思っていたのですが、ふと思い立ちココに載せてみた、という経緯です。
当時本当に辛くて、自分の気持ちをリセットしたくて、私自身を吐き出したらゼロジやコウ、メイ達ができあがりました。
テーマは「私なりに"人間失格"を書いてみよう」。太宰治も宮沢賢治も星の王子さまも、私が好きなものそのままです(という割に、それ程詳しくはないんですが…)。
ナツメの名字は漱石から取りまして、最後のゼロジの「行方は誰も知らない」は、羅生門のイメージで遊んでみました。
シュウヤやユウタの優しさは、私が周りから貰った気持ちです。
暗ーい話ですが、自分自身は、本当はコウが生き返る、みたいなファンタジーな話にしてあげたい衝動を耐え…ひたすらに現実を書こうと。
「Re:tire」については、今書きはじめた「懐中時計と深海魚」という新しい話の中でまた使い回そうと目論んでます。
メイとシュウヤを幸せにしてあげられた事、それが私の答えです。
鬱な話にも関わらず、読んでくださった方々、本当に有難うございました。
2013.09.16