気づけば視線の先に君がいた。



「あー、名前は知らないんだよね…」



「そうなの?
じゃあどんな子?」



「えーとね、髪は短くて身長は結構高くて、色は黒かった!」




「うーーん、それだけじゃわかんないなぁ…
あ、じゃあ今日一緒に見に行こうか」



「うん! 行こう!
やったぁ!」



放課後、紗季ちゃんと一緒に見れる〜♪

でもなにより、あの人の名前がわかるかもしれないんだ……



なんか、ちょっと嬉しい…かも?



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