気づけば視線の先に君がいた。



「さ、紗季ちゃん…
気になってはないんだけど…」



てか、そんなに揺らさないでくれ
紗季ちゃんよ。


「夏実にも春がきたーー!!」



「今、は、秋だよ……
さ、きちゃ、ん、くるしいって…」




あ、こりゃだめだ。
私の言ってること聞いてないや。




結局紗季ちゃんは、ずっと私を揺らし続けた……



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