気づけば視線の先に君がいた。



「いーなー
私も恋したいよ」


机に突っ伏す。


「大丈夫。
夏実もいつかできるよ。
この人じゃないとだめだって人が」


私の頭をなでる紗希ちゃん。

ほんと紗希ちゃんは優しいなぁ



「そーだよね!
よーし、気長に頑張るか!」



「その息だ、夏実!」



ガッツポーズをつくって可愛く笑う紗季ちゃん。


紗希ちゃんが私の親友でほんとによかった。


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