危険だらけの恋

「もぅ、そんな不安そうな顔しないの。
いい？今日ちゃんと亮介さんに連絡するんだよ？」


「うん…でも、やっぱりこわいよ…」


「は？何がどぅこわいのよ？」


「だって…当分連絡してなかったから亮介にはもぅ他に好きな人ができちゃっててふられるかもしれないし…」

「はぁぁ…」

佑香ちゃんはグッタリして机に伏せてた体を起こし大きなため息をつき怒り交じりで私に

「あのねぇ、好きな人ができてるならとっくに亮介さんは絢香のことふってると思うよ？」


「そうなのかな…」


「そうよ！そうなの！
だから、今日絶対に亮介さんに連絡しなさい！わかった⁉」

「はい…わかりました…」


本気でキレだした佑香ちゃんが恐くて私はしぶしぶ返事をした。


それから、私の頭の中は亮介のことで埋め尽くされていて気がつけばいつのまにかH.Rで私の心臓はだんだん早くなって行くのがわかった。


家について、ベッドにとびこみ亮介の仕事が終わる時間まで待った。


時はあっという間にたち気がつけば亮介の仕事が終わる時間になっていた。


私は自分のケータイを見つめ覚悟を決めて亮介へ電話をかける。

2コール目で発信音が切れ


「もしもし…絢香…？」


亮介の声が聞こえた瞬間私は急に恥ずかしくなって電話を切りそうになった。


「りょう…すけ…？」

私が声を振り絞り亮介の名前を呼ぶと


「絢香、やっと声が聞けた。
絢香大好きだ。」


亮介がこう言うと、私も


「りょう…すけ…私も、大好き」


亮介が、私の事を毎回素直にさせてくれる。


それから、私達はどちらかの限界が来るまでずっと話していた。


この先今の幸せな関係があんなことになるともしらずに…