現実少女と妄想少年
HRが終わり栗谷春の周りにはたくさんの女子達が集まって質問攻めを食らっていた。

『どこにすんでたの~?』
『甘いお菓子はすき~?』


…本当にどうでもいいな。


私は出来るだけ関わりたくないので本を読んで目立たないようにしていた。

本を読んでいる途中、栗谷春から何度かチラチラ見られていた
そうか、クラスの女子で集まっていないのは私だけだ。


でも興味がないんだから仕方がなかろう。


何だかんだで予鈴がなり授業が始まった。
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