私、恋愛初心者なんですが。


俺は涙目でそう言われ笑いながら頷く


「なっ……何で笑ってるんですかっ
元はといえば、あなたのせいでっ……」

「ははっ普通、幽霊がくそっ、とか言うか?」

「…幽霊だって今は多種多様の時代でして…」


ごちゃごちゃ言ってる女の手を握って
立ち上がらせると、それだけで顔を赤くさせ、俺まで恥ずかしくなった





「で、何でこんな時間に学校に?」

「……携帯を忘れまして」

「……お前、馬鹿だな。」

「なっ……てか何であなただって
こんな夜遅くに学校にいるのよっ!」


廊下を歩きながら話していると
目当ての教室に着き、女は

「そこにいてくださいよっ?」

と必死の形相で言い入っていった

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