私、恋愛初心者なんですが。
かか、顔がすこぶる近い……!!
しかし、色素の薄い三浦南朋の綺麗な二重の瞳から見つめられると目が離せない
恐るべしイケメンの威力……!!
いやいや、ここで怯んではだめだ、と
自分を奮い立たせ言う
「何かご、ご用でしょうか?」
その言葉に一瞬目を見開き、三浦南朋は途端に顔を俯かせ何故かフルフルと震えだした
「ちょっ……三浦南朋?」
急に震えだし心配になり顔を覗くと
「おっ前、面白いな。
この状況で言うことか、それ?」
と顔をくしゃっとさせた笑顔で
こちらを見てくるので璃子はつい赤面させた
“……初めて笑顔を向けられたような…”