私、恋愛初心者なんですが。
悲しそうな顔で言葉を紡ぐ
三浦南朋の手を握る
「何でっ……
どうして行っちゃうのっ………」
「あー……
夏頃に千秋さん、記憶戻っちゃってさ……」
「えっ、……」
「家に俺の写真があったんだよ……
父さんの机の引き出しに……それ見て戻った。
そしたら……父さんにもバレて……
何で言わなかったんだ、って……
ったく言えるわけねぇよ、あんな事。
したら今度は、留学しろってさ……いきなり。
……俺の事、憎いんだろうな………父さん
まぁ、当然か……」