私、恋愛初心者なんですが。
「~~♪ ~~♪……」
「……んっ?何か、鳴ってる……」
その音で璃子は目を覚まし
自分の携帯が鳴っている事に気が付いた
隣で三浦南朋はぐっすり眠っていて
つい上半身が裸なのを見ると、昨夜の事を思い出してしまう
昨日は三浦南朋が優しくて甘くて……
……って違う!
携帯鳴ってるんだった……!
バスローブを着てベッドから抜け出そうとするとパシッと手首を掴まれ一瞬で三浦南朋に腕枕をされる
「……どこいくの?」
「?……携帯鳴ってるから」
「……でも、まだ一緒に寝てよ?」
寝起きだからか目をトロンとさせたまま
甘えてくる三浦南朋に負け、携帯を放置した
すると少しして止まった
「まぁ、今日仕事休みだし……大丈夫か。」