私、恋愛初心者なんですが。


別に関係ない。

と、何故か割り切れない

あいつが覚えてても覚えてなかろうとも
俺には関係な……

「……いや、少しはあるだろ。」


ガキの頃とはいえ、
よくよく考えたらこっちはプロポーズまでしてんだぞ
そんな簡単に忘れられて堪るかよ



教室へ戻るとカーテンが全て開いていて
空に夕焼けが広がっているのが見える


「……やべ。もう部活出来ねえじゃん」

そう呟きながら自分の机へ向かうと
視界の隅で何かが動いた





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