キミ想い


「とにかく、どうなんだよ」


心配してくれてるんだろう。

桃原の眉がちょっと八の字になってる。


大丈夫。

桃原なら信用できる。

思って、私は……


「いっぱい、来てる」


頷いた。


「そっか。まあ、写真あったし、片桐の顔なら連絡くるのは当たり前か」

「え……」


あれ? なんかちょっとフォローしてくれたんだろうか。


「まあ、これは剥がしたから来ないだろうけど、出来れば番号変えた方がいいかもだよな」

「やっぱりそれが一番かな……」


貼られているのがこれ一枚とは限らないもんね……


「もしくは着拒だろうけど、それだと結構めんどーだよなぁ」


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