キミ想い


「先生に説明よろしくね」

「おう。気を付けて行けよ」

「ん」


ヨタヨタ、ノロノロ。


まるでゾンビのように歩いて教室を出た私。


廊下の途中、チャイムが鳴り響いて。

ああ、これから授業が始まるのか……なんて考えてたら何だかクラクラして。

ずっと感じていた朦朧とした感覚の延長なのかと考えていたら……


私の世界はフェードアウトした。








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