確かに潤は少し前に会ったばかりの人…。
でも、なんだか前に会った事があるような気がする…。
気のせいだと思うけど…。
「うん…ごめんね…。」
私はそう言って布団にもぐり一人、静かに涙を流した。
潤はそれ以上なにも言ってこない。
きっと私が泣いていることは気づいているだろう…。
どうしても、鼻水をすする音と小さな声が出てしまう…。
私に無為関心なのか…それとも潤の優しさなのかは分からないしけど、きっと優しさだと思う…。
気がつくと私は、ぐっすりと眠りよく覚えていないけどなにか夢をみていた…。
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