心

なんだか、名前を教えあっただけだけど。なんだか、少し仲良くなれたように思えた。
私は、一番気になってたことを聞いてみた。
「えと…。美崎…さん。あのさ…」
「潤でいい。」
少しその答えを期待していたので、なんだか嬉かった。潤って呼んでいいんだ…。
なんだか、すごく小さい頃にもどったような感じ。
「潤…。あのさ、あの…私の事情とかさ…家ないとか言ったじゃん？聞かないの…？あ、
私のことも蓮華でいいから。」
私がそういうと潤は、こっちを向いていった。
「ん？事情？まぁ…そうね。言えるなら、聞くけど？」
なんだか、潤はちょっと普通の人とは違うような感じがする。
「潤ってなんだか、変わってるね。」
なんだか、楽しくって…おかしくって…自然に話してる自分にびっくりして…。
私は、少し笑いながら潤に言った。
「笑った。笑顔の方がいいわ。」