金魚姫
◇第一章◇
◆声
ボランティア部って、ほぼ雑用部じゃねえか。俺は軽くため息をついた。
「…マジ頼む!!!!…俺、オカルトとか無理で。」
さっきからしつこく言ってくる親友の寺内を軽く睨む。
「…お前が頼まれたんだろ?…しかもそれをお前は俺に任せとけって引き受けたんだろうが。」
「そう言わずに!!俺だって引き受けたくて引き受けたわけじゃ」
「でも現に引き受けてんだろ。つか、ボランティア部は雑用部じゃねえから。」
「今度メシおごるから!!!!!!」
「しつけえなあ…。」
俺は、再び机の上の読み掛けの雑誌に目を落とした。
「…さーえーきーーーーーー!!!!!!」
「うるせえよ。帰れ。」
「親友じゃあないかあ!!!!!!」
「………。」
「さえきいいいい!!!!!」
「あー分かった分かった!!!るっせえな!!裏山の、紺碧池(るりいけ のあたりを見に行けばいいんだな?」
こいつがいるとうるさくて集中できない。
「…マジ頼む!!!!…俺、オカルトとか無理で。」
さっきからしつこく言ってくる親友の寺内を軽く睨む。
「…お前が頼まれたんだろ?…しかもそれをお前は俺に任せとけって引き受けたんだろうが。」
「そう言わずに!!俺だって引き受けたくて引き受けたわけじゃ」
「でも現に引き受けてんだろ。つか、ボランティア部は雑用部じゃねえから。」
「今度メシおごるから!!!!!!」
「しつけえなあ…。」
俺は、再び机の上の読み掛けの雑誌に目を落とした。
「…さーえーきーーーーーー!!!!!!」
「うるせえよ。帰れ。」
「親友じゃあないかあ!!!!!!」
「………。」
「さえきいいいい!!!!!」
「あー分かった分かった!!!るっせえな!!裏山の、紺碧池(るりいけ のあたりを見に行けばいいんだな?」
こいつがいるとうるさくて集中できない。
< 1 / 15 >