金魚姫
「うわあ、助かる、俺、本当に怖くて。」
寺内は、そう言うと、懐中電灯とお守りを俺に手渡してきた。
「お守り…って、しかもこれ交通安全じゃねえか。」
「いや、持ってないよりかマシじゃね?」
『碧姫伝説』ねぇ…。
「本当に碧姫なんているのかよ。」
俺が言うと、寺内は俺の肩を掴んできた。
「いるよ!!!碧姫の呪いは本当なんだ!紺碧池に行って、今まで何人も死んでる!」
「まぁーたまたーぁ、寺内君ったら大袈裟ですよぉ。
全員足を滑らせて落っこったとか、悪戯で遊泳しようとしたら溺れたとか、
そんな理由じゃないですか。」
そこへ、我らがボランティア部部長の森本 旭(もりもとあさひ が話に入ってきた。
「確かに『碧姫伝説』はあるかもしれないけど、あの池の近くは足場が悪いから、
事故が起きやすいだけですよ。」
「…人事だと思って…。実際に女の人の声聴いてる奴いるんだぞ。」
寺内がつぶやく。
寺内は、そう言うと、懐中電灯とお守りを俺に手渡してきた。
「お守り…って、しかもこれ交通安全じゃねえか。」
「いや、持ってないよりかマシじゃね?」
『碧姫伝説』ねぇ…。
「本当に碧姫なんているのかよ。」
俺が言うと、寺内は俺の肩を掴んできた。
「いるよ!!!碧姫の呪いは本当なんだ!紺碧池に行って、今まで何人も死んでる!」
「まぁーたまたーぁ、寺内君ったら大袈裟ですよぉ。
全員足を滑らせて落っこったとか、悪戯で遊泳しようとしたら溺れたとか、
そんな理由じゃないですか。」
そこへ、我らがボランティア部部長の森本 旭(もりもとあさひ が話に入ってきた。
「確かに『碧姫伝説』はあるかもしれないけど、あの池の近くは足場が悪いから、
事故が起きやすいだけですよ。」
「…人事だと思って…。実際に女の人の声聴いてる奴いるんだぞ。」
寺内がつぶやく。