2人のエリーシャ
カイとエリーシャと若はエリーシャの故郷、タカミの里へ向うことにした。
道中に麓の人々にアプリコット山脈と親しまわられ、夏の間はアプリコットがなる木々で有名な山脈で冬の今はワーウルフ山脈と呼ばれている山脈を越えた麓がタカミの里なので冬装備等のため、宿場町でクエストを請け負ってロンドを稼ぐ必要がある。
カイとエリーシャが冬装備を整えてワーウルフ山脈を登る時には冬本番になっていた。
「エリーシャ、大丈夫か?」
カイは前を行く冬装備でパンパンになったエリーシャに声をかける。
「な、なんとか」
とエリーシャは答えながらも雪山用の杖をついて歩いていく。
ザザザ……
「待て!荷物を置いて行きな。命まではとらないでやる」
5、6人の山賊らしき男たちが二人の行く手をふさいだ。
どうしよう?戦うには荷物が邪魔だけど、置いて戦うととられちゃいそう!
エリーシャたちが躊躇してるそのとき上の方から低い男の声が聞こえた。
「大勢でよってたかってそれでも男かい?」
エリーシャは上を見上げて木の枝に白いものを見つける。
白い鳥?男の人?
道中に麓の人々にアプリコット山脈と親しまわられ、夏の間はアプリコットがなる木々で有名な山脈で冬の今はワーウルフ山脈と呼ばれている山脈を越えた麓がタカミの里なので冬装備等のため、宿場町でクエストを請け負ってロンドを稼ぐ必要がある。
カイとエリーシャが冬装備を整えてワーウルフ山脈を登る時には冬本番になっていた。
「エリーシャ、大丈夫か?」
カイは前を行く冬装備でパンパンになったエリーシャに声をかける。
「な、なんとか」
とエリーシャは答えながらも雪山用の杖をついて歩いていく。
ザザザ……
「待て!荷物を置いて行きな。命まではとらないでやる」
5、6人の山賊らしき男たちが二人の行く手をふさいだ。
どうしよう?戦うには荷物が邪魔だけど、置いて戦うととられちゃいそう!
エリーシャたちが躊躇してるそのとき上の方から低い男の声が聞こえた。
「大勢でよってたかってそれでも男かい?」
エリーシャは上を見上げて木の枝に白いものを見つける。
白い鳥?男の人?