愛した彼は、
第1章
『ずっと一緒だよ』

僕が幼い時のころ 2つ上の幼馴染が居た。
よく覚えてる 無邪気な笑顔で僕に微笑みかけてきてくれた彼
そんな彼に僕は恋をしていたんだと思う。

『手を出して』
『?』
『ほら』

おそるおそる手をだすと 手を掴まれて引っ張られた。
胸に引きおせられる 温かい彼の胸の中
僕は抱きついた いつの間にか僕たちは抱き合う形となっていた
夕焼けにの中で僕たちは目立っていたと思う
でも 緊張やら恥ずかしいとかそんな気持ちはなかったよ
安心 っていう二文字だけだった







あの時からもう何年が経ったのか





「雪夜ー、朝よ。今日から二学期でしょ。起きなさい」
「ん…母さん。今から準備して下に行くから」
「わかったわ」

そういうと母さんは僕の部屋から出て行った。
寝起きの僕は髪がちょっとはねていた。窓からは
朝日がはいってくる。

(そういえば夏休みは終わったのか)
「長い夢を見ていたような…ん…は~ぁ」

あくびがでる。僕は寝間着から制服に着替えた。
準備を終えると朝食を食べに行く、ごく普通の日常
僕の家は一般の家庭だと思う。
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