先生に恋をして
 相変わらず先生の字は汚い。読めるっちゃ読めるけど何か・・・イライラする字だ。

 課題を写し終えボーっとしてると1枚のメモ帳が届いた。

 ピンクの紙に桜の絵が描いてる可愛いメモ帳。これはめいからだ。

 『さっき言った佐々木先生の話ウソだからwwまさかあんなに本気にするとは思わなかったホントゴメンm(_ _)m』

 手紙にはそう書いてあった。

 ・・・・・・って。
ウソなの!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 
 『本当にウソなの!?本気の本気の本気!?』

 さっきの手紙に書いてめいの方へ投げようとした・・・が。

 「何だこれ?」

 うっわぁタイミング悪すぎ・・・

 「何でもないです!」

「何でもなくねーだろ。誰からだ。」

 そんなの言える訳ないじゃないか!とは言わず・・・言えず。

 「誰からとゆーか、私からめいに渡そうと・・・。」

「ふーん。中は見ないといてやるよ。」

「いや普通見ないよ」

「何だ?」

「いや、・・・以後気を付けます!」

「よろしい。」
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