先生に恋をして
2.ウワサ
 翌朝。

 私は登校中に親友の亀藤優未(かめふじゆうみ)と合流した。そして昨日の放課後の事を全部話した。

 私が佐々木先生の事を好きなのを知っているのは優未だけ。

 優未は私が喋り終えると「キャー><良かったじゃん!」って自分の事の様に喜んでくれた。

 「もー本っっっっ当に幸せだった!!」

「良いなぁー私も恋したいよぉ~」

「先生は好きになっちゃダメだからね!」

「分かってるよ」

 そんなはず無いという顔で優未は言った。


        ガラガラ

 教室のドアを開けると教室にいた皆は「先生が来た!」と思ったのか一瞬こっちを向いて安心したような顔をする。そして「おはよー」と声を掛けてくれるのだ。
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