ほっといて

でもこれからは親の指図は受けなくてもいいんだ。


そう思うと私は、安心して眠りにつくことにした。




――――――――

どのくらい眠っていたのだろうか。

夕方に眠っていたのに、新鮮な風が私を通りすぎる。

この風は朝だ。


体を起こす。


ドンッ

「いっ…」


ヤバい…

誰かに当たった?

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