ほっといて

森本さんはこの前いた半円の遊具の中には居ずに、その上にいた。

寝そべっていた。



私の到着に気づくと、起き上がった。



「久しぶり。

ちゃんとご飯食べてる?」


「お久しぶりです。


はい、ちゃんと…食べてますよ?」



「そうか…」


私の声にいまいち賛同してくれてない。

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