ほっといて

「高校生…です」


「これで?   ちいさすぎるだろ」



ここに来てまた、言葉の暴力を受けないといけないのか。


まぁこのくらいならまだ我慢できるけど。

気にしなかったらどんどんひどくなる。


長居は無用だ。



歩き出そうとした。



「ギャ!!」


その瞬間、今いた男の人に手を握られ止められた。
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