ほっといて

外に出ることにした。


12月の空気は冷たい。



薄い格好をしている私は、耐え難いことだ。



でも家に連れ戻されなかったら、外にいたんだ。



夕方になり、日が落ちてきた。



そんな時、父が帰ってきた。



「チッ」


私の存在があることに、舌を鳴らされた。
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