ほっといて

また前みたいにお腹を壊したくなかったから。


「ごめんなさい。食べられないです。

下にいます」



どうせ地下室は閉まってる。


そんなことはわかっているが、そこにいたかったのだ。




他のみんながご飯を食べ終わった頃。


地下室の前に座っていた私の所に、母は来た。



「何でご飯を食べなかったの?」

< 243 / 333 >

この作品をシェア

pagetop