ほっといて

家事を命令されるなんて、いつものことだ。


だから苦ではない。


それに時間だって結構ある。



簡単にやりとげられる時間だ。






そして私は母に言われたことを済ませ、また地下室に戻った。


カチャン


鍵がかかっていたドアが開いた。


きっと母が開けてくれたんだろう。


私は地下室に入った。

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