ほっといて

そんなことしたら、油断しちゃうじゃん!


「はあぁ… あぁ…」



地下室の周りを、少し取り乱しながら歩き回った。


まるで気が狂ったように。



「おい、どうしたんだよ?」


母が地下室を開け、私の調子を聞いた。



「すいません。
うるさくしてしまいました。

何もありません」


< 250 / 333 >

この作品をシェア

pagetop