ほっといて

親のどちらかが殺され、もっと過酷な生活になるより、今ここで私が死んだ方が、家族はもっと幸せになれる。


それでいいんだ。



「私!
私にして下さい!」


力強く言った。



「あんたね…!」


母が何かを言おうとしたが、男の1人が叩いてそれを阻止した。



< 260 / 333 >

この作品をシェア

pagetop