ほっといて

―――もうそろそろ、身体も限界だ。


明後日だ。


2日後だ。



2日たてば、私はもうここにはいないのだ。


ようやく自由になれるのだ。



楽しくない人生を終わらせることができるのだ。



死に対する恐怖なんてない。


生に対する恐怖はある。


だから私は、死ぬのだ!



みんなが期待する、私の死!


―――応えてあげるよ。

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