ほっといて

その人たちは、私を冷ややかな目で見ていた。


思ってることや言いたいことはわかる。


服もズボンも汚れてて、肌に泥とかが付いている。


その挙げ句に、靴も履いてない。



こんな醜い人間が歩いていたらそんな視線で私を見るのは当たり前だ。


それに悪臭だってする。



仕方がない。


風呂に入れないんだから。

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