パツ子と甘えん坊くん。



今年は何されるんだろう…ー



昼食中の真琴を盗み見る。
何やら考え事をしながら、購買のパンをかじってる。



絶対に誕生日のこと考えてる、真琴。



それからの真琴はテンション高いし、部活の休憩中やら暇な時は考え事してるしである意味忙しそうだった。



去年よりかなり考え込んでるから、今年はかなりすごいのがきそうな予感…



ちなみに去年は真琴の家で一日のんびりと過ごして、真琴の家に泊まった。



ケーキを一緒に作ったり、ご飯を作ったりゲームしたりお昼寝したりとのんびりした。



帰り道も真琴は無言で考えている。
そんなに考えすぎたら真琴の頭がパンクしちゃうんじゃないかと思うくらい、考えてる。



「…ま、真琴?そんなに考えすぎなくても、まだ日はある…」



急に真琴の歩く足が止まる。
あたしは驚いて繋がれた手に引っ張られるように前のめりになって止まった。



「小夏、決まったよ。今年の誕生日の予定」



いきなり決まったことに驚きつつも、内容が気になり心臓がドキドキしてる。



一日考えていたんだから、相当大きなイベントを考えたに違いない。


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