パツ子と甘えん坊くん。
きっとあたしがツンツン出来ない分、恥ずかしいことをあたしにやらせる気だ。
コスプレとかコスプレとかコスプレとかコスプレとか?
あれ、何かあたしがコスプレがやりたいみたいじゃんか!
でもコスプレじゃなくて行ってみたい所はある。
考えてるあたしを余所に、真琴はあたしに向き合う。
あたしは唾をゴクリと飲み込んで、その時を待つ。
真琴の口がゆっくりと開いて、言葉を発した。
「…俺の家でゆっくりしよ?」
あたしはずっこけそうになった。
去年と全く変わらない!
あの考えていた一日は何だったの!?
真剣に考えてたから、てっきりすごいのがくるかと思っていた、あたしがバカみたいだ。
「きょ、去年と同じでいいの!?
もっと行きたい場所とかないの?」