パツ子と甘えん坊くん。



でもその真琴の優しさが嬉しくて、涙が出そう。



遊園地に行けて嬉しいけど、やったーなんて言うとあたしが行きたいのがバレる。



まぁ、もうバレてるけど。



だからあえて、



「しょ、しょうがないな。真琴が遊園地に行きたいなら行ってあげる」



とツンで返した。
頬を赤くして、腕を組んでそっぽを向いて。



でも内心すっごく楽しみでしょうがない。



そのこともお見通しなのか、真琴は笑ってる。



ずっと行きたかった、真琴と遊園地。



考えてたら、眠れなくなりそうだった。


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