パツ子と甘えん坊くん。



真琴は寝そべってベットの端に寄り、ポンポンとベッドを叩いた。



「…おいで、小夏」



頬を少し赤くして微笑む、真琴。



だからその顔は反則だ、バカ。



あたしは顔を真っ赤にしながら、真琴の隣に寝そべった。



恥ずかしくて真琴に背を向けて寝そべった。
すると背後から甘え声が聞こえてきた。



「そっち向いてたら添い寝って言わないよ?小夏」



つまり真琴の方を向けと?
無理無理無理無理無理ーっ!!



だって真琴が隣で寝てるだけでもこんなに心臓バクバクなのに、真琴の方なんか向いたら…



心臓止まる!!



ピピピピピピ…ピピピピピピ…



それを知ってか知らずか、あたしの携帯のアラームが鳴り出した。



これは0時のアラーム。
あたしがセットしておいた。


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