パツ子と甘えん坊くん。









そうなった次の瞬間に、
俺は小夏を抱き締めていた。









「…え、ちょっと…!?」



自分でも驚いた。
小夏を抱き締めるなんて考えてもなかったから。



切った前髪を見せるために待ってた小夏が可愛くてしょうがなかった。



抱き締めたくてしょうがなかった。



こんな気持ち、小夏が初めてだ。



小夏が俺の腕を叩いて離れろと言ってる。
でも俺は離れる気はないし、離す気もない。



だって俺は既に…



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