パツ子と甘えん坊くん。



そんなこと言ったら…



「真琴だってお昼もっと食べないと部活中に倒れるよ?」



とさっき言おうとしてたことを言ってみる。



でも心配なのは本当だから。
真琴が倒れたら、あたしパニックになって狂っちゃう。



って何言ってんだ、あたし!
狂っちゃうとか意味深なこと!



するともっと意味深なことをいう人がここに。



「じゃあ、小夏が俺にお弁当作ってくれる?そしたら俺もっと食べるよ?」



出た、真琴の甘えた声。
しかも今回は耳元で優しく囁いてくる。



耳が熱をもつのが分かる。
そんな甘え声を耳元で言われたら、くすぐったいじゃんか。



「た、誰がアンタなんかにお弁当作るかっ!早く寝ろ!バカ!」



照れを隠したくて出た、ツン。
でも耳が赤いからバレたのか真琴はくすくす笑ってた。



真琴めー…!
あたしは真琴に敵いそうにない。


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