パツ子と甘えん坊くん。



シュッ



綺麗なフォームでシュートを決めた真琴。
真剣な横顔だけど……



「小夏!?小夏来たの!?こなつーー!」



あぁ、こういうことか。
穴があったら入りたいって。



試合中なのに笑顔で手を振ってくる大型犬に怒りしか出てこない。



真琴のせいでこの体育館にいた人全員の視線を浴びることになった。











試合終了。
真琴達が無事に勝って嬉しかった。



でもあたしは怒っている。



今日という今日はギャフンと言ってやる!



「小夏…!」



尻尾を振りながら走ってくる大型犬・真琴の声で、イライラは最高潮。



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