あなたに
屋上の入口までかけあがった。
少し息がきれて辛いがいつものこと。

でも、誰もこないはずの屋上なのにいつものほこりっぽさが無かった
雨が降っているからだと思い外に出る
入口が暗かったからか外が妙に明るく感じた
さっきまで小雨だったのにもう大粒の雨だ

さっき急いで校舎にもどった意味は無くなってしまうがぬれるのが基本好きだから
つい外へ出てしまう。
フェンスに近付き下を見下ろす。
フェンスごしにみえるグランド、入学してまだ２回ぐらいしか走ったことがない


ｶﾞｼｬﾝ……

後ろからの突然の音……
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