イケメンの顔面踏んづけた結果。



衝撃の新事実発覚に、思わず声が大きくなる。



「関口好きな子いたの!?」


「…まー…一応な」


照れたように頭をかく関口の肩を、カバンで殴った。



「おいっいてーな!」


「教えてよ!!ぜんっぜん知らなかった!」


「…だって言ってねーもん」



ガシッ!



今度は軽く回し蹴り。



「お前いつからそんな暴力的になったんだよ!?」



「関口が教えてくれないからでしょー!」



あんなに関口のことで恋愛相談のったのに!結構仲良かったのに!!



「…悪かったよ。でもこっちにだって色々と事情が」


「事情って何!?」


「だから…色々だよ色々!!
で!?」


「で?」


「…岡は、どーなんだよ?」



関口がチラリと、横目であたしを見る。



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