イケメンの顔面踏んづけた結果。
「は?はなしてよ!」
と振り払おうとした手首をグッとさらに強く引き寄せられる。
「お前のせいで俺の鼻が0.1ミリでも低くなってたら…お前どう落とし前つけんの?」
「…それは」
ってか0.1ミリくらいじゃそんな変わんないし!!
と叫びたいのをグッと堪えて「…ごめんなさい」と一応謝る。
「…何でもする、って言ったよな?」
「…言ったけど、でも」
「自分の言ったことには最後まで責任持てブス!」
そして乱暴にあたしの手首をはなすと、再びマイク前の椅子に座りマイクの電源をいれた。
…は?何?何するつもり!?
「2-A新藤慧」
そしてマイクに向かってゆっくりと喋り出す。
「言っとくけど2-C岡綾世は俺の奴隷だから。
それに文句がある奴、直接俺に言え。
俺に何も言わず影でコイツに何かしようとする奴…誰であろうとぶっ飛ばす。
以上」
ピーンポーンパーンポーン…
場違いな平和な音楽が流れて、放送は終了した。