イケメンの顔面踏んづけた結果。
「あぁーっ!!」
慌てて振り返ると、あたしの意思とは裏腹にどんどん小さくなっていく学校が。
「どこ行く気!?」
「撮影に決まってんだろバーカ」
決まってないしバカじゃないし!!
「だから!何回も言ってるけどあたしはアンタのマネージャーでもないし!…もう奴隷でもないから!!」
すると
「あ?」
不愉快そうにジロリとあたしを睨む新藤慧。
「な、なにその顔は」
「…ほんとイラつく、おまえ」
眉間に皺を寄せた新藤慧の手が突然あたしの方にのびてきて。
っ殴られる!!
そう思い、反射的に閉じた目とは裏腹に頬に触れる
…柔らかな感触。
…え?